賃貸物件の先行申込・先行契約とは?キャンセルの可否やメリット・デメリットを徹底解説

契約する女

文京区の不動産屋ベステックスの玉井です!

お部屋探しをしていると時々耳にする「先行契約」「先行申込」という言葉。

迷える子羊

字面からなんとなく「早めに申込・契約する」ってのは予想つくけど、どういうメリット・デメリットがあるかはよくわからない……

 

なんて方も多いのではないでしょうか?

先行申込も先行契約も、うまく活用すれば、文京区のような人気エリアでも条件のよい物件を確保できる方法です。実際、文京区では、先行申込・先行契約がお申し込みの半分以上を占めています。まさに「知らなきゃ損」な方法なのです。

その一方で、先行申込・先行契約は、仕組みをよくわかっていないと思わぬトラブルに発展する危険性をはらんでいます。

当記事では、文京区に詳しい不動産屋のベステックスが、先行申込・先行契約について、

  • そもそもどういう仕組みなのか
  • 入居までの流れ
  • メリット・デメリット
  • 利用時のポイント

を分かりやすく解説していきます!

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営業・森

この記事の頼れる営業

森 秀一

ベステックス本郷三丁目駅前支店の店長。不動産営業歴8年。前職がカメラマンという異色の職歴。物件の賃貸だけでなく売買も担当し、不動産全般について造詣が深い。細かな気遣いが光る営業スタイルで「また森さんにお願いしたい」とリピーターのお客様も多い。

ライター

この記事を書いた人

玉井 桃子

ベステックス専属ライター。文京区在住在勤。取材では車や電車を使わず、自転車と徒歩で細い路地からスーパーの鮮魚売り場までくまなく巡り、お店や道、地形に特に詳しい。お絵かきツールIllustratorの使用歴12年で、本文中の図解も手掛ける。

先行申込とは

内見する人

先行申込とは、「居住中・建築中等の理由でまだ内見ができない物件に対し、内見より先に入居申込をしてしまうこと」を言います。内見可能になった段階で実際に室内を見て、契約をするかしないかを判断します。

入居までの流れ

通常のお部屋探しの流れが、

  • 内見
  • 入居申込(審査含む)
  • 契約
  • 入居

であるのに対し、先行申込の場合は、

  • 入居申込(審査含む)
  • 内見
  • 契約
  • 入居

となります。

「内見」と「入居申込」のどちらを先にするかの違いです。

先行申込の場合、内見時には申込や審査が終わっているので、その後の契約・入居が通常のパターンよりもスムーズに進みます。

営業

不動産屋によっては先行申込を「仮押さえ」ということもあります。

 

先行申込のメリット

先行申込をしておけば、その物件が内見可能となった時点で優先的に内見ができます。気に入ればその場で契約を結べますし、気に入らなければキャンセルも可能です。

リスクなく他の人に取られる心配を減らせることが先行申込の大きなメリットです。

先行申込のデメリット

先行申込のデメリットは、

  • 原則1件のみ
  • 他の人に取られる可能性あり

という2点です。

原則1件のみ

先行申込ができるのは原則1件のみです。気に入った物件に片っ端から申し込むことはできません。

鍵渡し

というのも、先行申込は「後で内見して大きな問題がなければ入居する」のが大前提。だからこそ、物件のオーナー様も審査を行って、迎え入れる準備をしているわけです。1件に絞るのがマナーと言われています。

複数の物件への先行申込も禁止されてはいませんが、オーナー様からの心証が悪くなるため、決まりとして「1件だけ」と定めている不動産屋もあるようです。

迷える子羊

気に入った女性みんなに「結婚しよう」って言っている男の人は信用できないのと同じですね!

 

また、申し込んだ物件の保証会社や管理会社が被った場合は審査に落とされることがほとんど。

「この人は複数申し込みをしているからキャンセルする可能性が高い」と見なされ、二度と同じ会社に申込できなくなることも考えられます。

他の人に取られる可能性あり

先行申込でをしたからといって、申し込んだ物件に必ず入居できるわけではありません。他の誰かに取られる可能性もあります。

先行申込を入れたものの、既に先客がいたため「二番手」や「三番手」になった、ということはよくあります。その場合、一番手の方が最初に審査され、審査を通らなかった場合に、二番手、三番手へと順番が回ります。

順番

当然、自分より先に申込をした方が契約してしまえば、その物件は取られてしまいます。

また、お部屋によっては、一定の期間に入った申込の中から貸主が順番を決める「同時審査」という珍しいパターンも。この場合も、自身が二番手、三番手になってしまう可能性があります。

営業

貸主としてはできるだけちゃんとした人に借りてほしいと思うものですからね

 

さらに、自分が1番最初に先行申込をしたとしても、後から「先行契約(内見前に契約すること。詳しくは後述)」が入った場合はそちらが優先されます。

「先行申込は入居の確率を上げるが、確約するものではない」と覚えておきましょう。

利用時のポイント

相談

先行申込は原則1件まで。対象のお部屋は慎重に決める必要があります。

もし気に入ったお部屋が複数ある場合は、担当の不動産屋に相談しましょう。お部屋の人気度やお部屋探しの時期を鑑みて、どちらに先行申込を入れるべきかアドバイスをくれるはずです。

また、先述した通り、先行申込は入居を確約するものではありません。申込後もお部屋探しは続けることをおすすめします。

先行契約とは

建築中アパート

先行契約とは、「居住中・建築中等の理由でまだ内見ができない物件に対し、内見しないで契約をしてしまうこと」を言います。

人気の物件へ確実に入居したい方はもちろん、

  • 引越しの期日が迫っていて、急いで住むところを決める必要がある
  • 遠方に住んでいるため、内見に行けない
  • 現在建築中の新築物件を狙っている

という方におすすめの方法です。

入居までの流れ

先行契約の入居までの流れは、

  • 契約(申込・審査を含む)
  • 入居

と至ってシンプル。内見を省略するため、先行申込よりもさらにスピード感のある形態です。

先行契約のメリット

キープ

先行申込と違い、先行契約は物件の確保を約束するもの。どんなに人気な物件でも、審査さえ通れば他の人に取られないというメリットがあります。

先行契約のデメリット

先行契約のデメリットは、

  • 契約前に内見ができない
  • キャンセルができない

の2点です。

契約前に内見ができない

契約前に内見ができないと、実際にお部屋を見てみたら「思っていたのと違った!」となることがあり得ます。特にお部屋の広さや陽当りは、実物と写真とで受ける印象が異なる方が多いようです。

陽当り

新築ではなく前の入居者がいる場合は要注意。クリーニングが入ったとしても、経年劣化による色あせや染み付いた汚れが残っていることも考えられます。

営業

逆に新築物件は劣化や汚れがなくピカピカなので、先行契約のリスクが比較的少ないんです

 

キャンセルができない

バツ

先行契約はキャンセルができません。タイミングが通常の契約より早いだけで「契約」には変わりがないからです。

契約を取りやめる場合は違約金が発生します。違約金は契約内容によって異なりますが、賃料の1ヶ月相当額とする契約が多いようです。

利用時のポイント

内見ができない分、先行契約を結ぶ前には、内見以外のあらゆる手段で情報を集めるようにしましょう

情報

具体的には、

  • 現地に行って、外観や周辺環境だけでも確認する
  • 不動産屋に頼んで、同じ物件の他の部屋を見せてもらう
  • 不動産屋に頼んで、過去に撮影した写真や動画を見せてもらう

の3点は実施しておくことをおすすめします。

また、物件の図面を見ていてわからない用語や気になる記載があれば不動産屋に聞いてみましょう。物件の設備のことであれば、管理会社にも確認してくれるはずです。

迷える子羊

入居後の「思ったのと違う!」を避けたいのは不動産屋も管理会社も同じ。気になることは遠慮せずどんどん質問しましょう!

 

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先行申込と先行契約の違い

先行申込と先行契約の違いをまとめると以下の通り。

先行申込 先行契約
入居までの流れ 申込
(審査含む)

内見

契約

入居
契約
(申込・審査含む)

入居
契約前の内見 できる できない
キャンセル できる できない
こんな人におすすめ ・内見してから決めたい
・引越しの期限が決まっている
・内見する時間が取れない
・人気の物件を絶対に確保したい

それぞれメリット・デメリットがありますが、いずれも他の人より一歩リードできる可能性があります。文京区でお部屋を探すなら是非活用したい方法です。

なお、すべての物件が先行申込・先行契約ができるわけではありません。内見前に申込・契約をすることで発生しうるトラブルも多いため、受け付けていない物件オーナー様も少なからずいらっしゃいます。

気になる物件があれば先行申込・先行契約が可能か不動産屋に確認してみましょう。

先行契約・先行申込は年々増加傾向

ベステックスにいらっしゃるお客様を見ても、一昔前までは内見してから申し込みをする方が大半でしたが、ここ数年は内見をせずに先行申込・先行契約をする方が増えてきました

現地に行かなくてもネットで物件や周辺環境の情報を手に入れられるため、内見の必要性が薄くなったことが一因のようです。

スマホをいじる人

特に文京区では、いわゆる「いい条件」の物件は内見可能となる前に申込・契約してしまう傾向にあります。

もちろん内見できる=悪い物件ではありませんが、内見まで待っていてはいい物件を逃す可能性が高いのもまた事実です。

先行申込・先行契約をうまく活用して、気に入った物件をゲットしましょう!

まとめ

先行申込と先行契約についてまとめると、

● 先行申込とは

  • 内見前に行う入居申込のこと
  • 内見後のキャンセルができる
  • 原則1件まで
  • 申込後も部屋探しは続けた方がいい

● 先行契約とは

  • 内見をせずに行う賃貸契約のこと
  • 確実に物件を確保できる
  • 契約後のキャンセル不可
  • 契約前の情報収集が重要

● 文京区では人気物件の先行申込・先行契約が多い

ということでした!


最後までお読みいただきありがとうございました!わからない点がございましたら、ベステックスまでお問い合わせください。

ライター

文京区に住むなら先行申込・先行契約は知っておかなきゃですね!

 

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